2008年11月29日土曜日

Thanksgiving Dayの週 金融危機とプロフェッショナルの使命


この木曜日はThanksgiving Dayで日本駐在のアメリカ人の方は、ホームパティなどをもたれたようである。一方で、世界は未曾有の金融危機のまっただなかにある。一見何も変わらないように見える私たちの生活も、経済指標を見れば為替や株価の動きが前例のないvolatilityを示している。そうしたなかで、業種を問わずに世界的な巨大企業が倒産に追い込まれたり、国家から資金支援を得たりするような異常事態にある。私たちが関与する金融の保険業界でも破綻事例が出たり、売却の対象になったりしている会社がある。また、最近発表された中間決算のディスクロージャー情報も大変厳しいものとなっている。多くのM&A案件でのデューディリジェンスが進行しているものと想像される。監査法人やコンサルティングアクチュアリー会社のアクチュアリーの皆さんで関与されている方も多数おられるであろう。私たちプロフェッショナルは、職業基準や行動規範にのっとり、このようなグローバルな金融危機のなかにあってしっかりと社会的使命を国際的連携の下に果たして行くことが重要である。

2008年11月13日木曜日

アクチュアリー会年次大会でMCEVのパネル発表


11月の10日、11日と恒例の日本アクチュアリー会の年次大会が開催された。業務の関係もあり、なかなかすべてのセッションに出ることは困難であるが、初日の懇親会では、多くの方々と懇親することができた。会長、理事長をはじめとし多くのIAAの委員の方々は、キプロスから帰国したばかりでまだ時差が残っている方もおられたようである。私自身は、国際関係委員会の部会で、研究を進めていたヨーロッパCFOフォーラムにおける市場整合的エンベッディド・バリュー(MCEV)原則について、オーガナイザーとして発表した。パネルに参加されたのは、次のアクチュアリーの方々であった。

会場(大手町サンケイプラザ 4Fホール)

あらた監査法人 吉田 英幸 
アイエヌジー生命 Thomas Hanson さん
日本生命 布施 琢也 さん
富国生命 保科 憲一 さん
ドイツ証券 森田 朋良 さん
ミューニックリー 飯島 博幸 さん

Hansonさんの発表には通訳をアレンジしてもらった。夕刻の5:10から2時間におよぶ長時間のセッションであったが、大変盛況に終えることができた。


2008年11月11日火曜日

キプロスのIAA会議に参加


10月の30日から11月6日まで、年二回開催されるIAA会議のキプロス会議に参加するために出張してきた。一番の目的は自分が議長を務めるIACA会議を司会運営するためである。本番は、11月4日の11時から12時半までであったが、電話会議の機械接続がホテルの電話とうまくつながらず、外国からCall Inするはずのメンバーが参加できずに終ってしまった。議決権の問題があるので、今後フォローしていく必要がある。議案は、次のとおりであった。

IACA Committee Agenda - FINAL
November 4, 2008
11:00 am – 12:30 pm Local Time
Conference Call

I. Outgoing Secretary’s Report Morten Harbitz

A. Approve minutes of September 12, 2008 conference call minutes

II. Joint Colloquium Final Cost Split Mike Toothman

III. Treasurer’s Report

A. 31 December 2007 - Revised Morten Harbitz
B. Proposed Budget 2008-2011 - Revised Morten Harbitz

IV. Executive Director’s Report Margaret Sherwood

A. Bylaws
B. Geoffrey Heywood Young Consultants Award Task Force
C. Policies and Procedures Manual
D. Website Update
E. IACA Committee Directory
F. Members’ Directory
G. Committee Membership Record
H. Attendance Record
I. Meeting Attendance and Cost History

V. Report on IAA Task Force on Sections Adrian Waddingham

VI. Function Committees’ Reports – Membership, Terms of Reference, and Action Plans

A. Professionalism Committee Michael Codron
B. Publications and Research Joint Committee Andrew Vaughan
C. Membership Committee NEEDS CHAIR –
Hideyuki Yoshida
D. Global Development Committee Hideyuki Yoshida

VII. Mini-Meetings Committee

A. October 2008 CCA Meeting Promotion Ken Hohman
B. February 2009 - ACA – Gatwick Nick Salter
C. 5-7 October 2009 - PBSS – Tokyo Ken Buffin
D. 12-15 October 2009 - EAAC – Korea Grace Jiang &
Hideyuki Yoshida
E. 1-4 November 2009 - CCA - Tucson, Arizona Ken Hohman

VIII. 2010 Biennial Meeting - 7-12 March with ICA Meeting - South Africa Mike Codron

IX. Next Biennial Meetings Hideyuki Yoshida

A. 2012 - February or March - With Global Conference of Liyaquat Khan
Actuaries, PBSS, and IAAHS - Probably Mumbai, India B. 2014 - 30 March - 4 April with ICA meeting - Washington, DC, USA not yet assigned
C. 2016 – Europe? Probably with PBSS and IAAHS not yet assigned
D. 2018 – Sydney? Berlin? With ICA meeting not yet assigned



X. Next Meetings Hideyuki Yoshida

A. Meeting - 4 November 2008, 11:00 am-12:30 pm – Cyprus
B. Global Development Committee Meeting – 4 November 2008, 12:30-1:30 lunch - Cyprus
C. Conference Call – Friday, 16 January 2009, 8:00 am Eastern
D. Conference Call – Thursday, 2 April 2009, 8:00 am Eastern
E. Meeting – 27-30 May 2009 – Estonia
F. Meeting – 12-15 November 2009 – India
G. Meeting – 4-12 March 2010 – Cape Town, South Africa
H. Meeting – 10-13 2010 – Austria
I. Meeting – 5-8 April 2011 – Sydney, Australia
J. Meeting – 29 September – 2 October 2011 - Croatia

キプロスへの旅程は、羽田空港、関西空港、ドバイ空港、ラルナカ空港と、乗り継ぎが多かったが、これがベストのルートのようで、日本からの参加者の皆さんの多くも同じ便で同乗されていた。