2011年12月6日火曜日

今年度のERM Webinar 12月8日の午後一時から開始


お陰様で、日本人と外人アクチュアリーを交えたOpen Discussion Forumは、昨日50名の参加者を集めて盛況に終わった。異文化交流を英語で世界中のアクチュアリーと議論していく場が実現した。関係各位のご尽力に感謝したい。
さて、一方で毎年実施している、ERM Webinarも今年度は5回目となり、今週の木曜日に実施する。今年は、日本人の私がGlobal Chairmanを任され、十数回に及ぶ電話会議の準備を経てようやくここまでたどりつけた。(写真は、アジアパシフィックのプログラムの準備にあたって、大変貢献していただいた、香港アクチュアリー会の事務局のPat Kumさんと、16th EAACで撮ったものです。)
日本の皆さんも多いにRegistrationをして参加いただきたい。
登録は、SOAの次のリンクからです。
http://www.soa.org/professional-development/event-calendar/event-detail/erm-us/default.aspx
プログラムは、次のとおりです。

Date/Time Dec. 8 2011 (Tokyo time)
Theme: Preparing for the Unexpected: Enhancing the Actuarial Risk Toolkit Format Length Moderator Speaker
AP Region APAC Program
13:00 - 13:10 pm ERM Webinar Global Chairman's introduction speech Recorded 10 mins N/A Hideyuki Yoshida
13:10 - 13:15 pm IAA President speech --Part 1 Recorded 5 mins N/A Cecil Bykerk
13:15 - 13:20 pm (1) Asia Pac Introduction (live) Live 5 mins Hideyuki Yoshida Hideyuki Yoshida
13:20- 13:45 pm ERM Enhancement and  Regulatory Challenges in Japan Live 25 mins Hideyuki Yoshida Jumpei Miwa
13:45- 14:10 pm Variable annuity risk management challenges in China Live 25 mins Yutaka Kawanami Tze Ping Chng
14:10 -14:35 pm ORSA in an Asian Context: Engaging the business in risk management Live 25 mins Sanchit Maini Keith Walter
14:35 -15:00 pm Catastrophe exposure modelling and management Live 25 mins Gavin Maistry Ron Kozlowski
Q&A to be included in each presentation
15:00 - 15:10 pm Break 10 mins
15:10 - 15:15 pm IAA President speech --Part 2 Recorded 5 mins Cecil Bykerk
15:15 - 15:20 pm (2) Best of IAAust (live) - Intro Live 5 mins Mary Liao
15:20 - 15:45 pm Behavioural Psychology and Risk Management Live 25 mins Mary Liao Frank Ashe
15:45 - 16:10 pm Blind Risk:  using ethics to tame the ‘tiger in the room’ Live 25 mins Mary Liao Simon Longstaff
16:10 - 16:15 pm Q&A Live 5 mins
16:15 -  16:25 pm Break 10 mins
16:25 - 16:30 pm Brief Introduction of Pre-recorded session Live 5 mins Alycia Slyck
16:30 - 17:30 pm (3) Best of US (recorded)
16:30 - 16:45 pm Anticipating Black Swans Recorded 15 mins Alycia Slyck Alan Roth
16:45 - 17:00 pm Stress and Resiliency Testing: Mandelbrotian Grey Swan Scenarios Recorded 15 mins Alycia Slyck Steven Craighead
17:00 - 17:15 pm Emerging Risk: An Integrated Framework for Managing Extreme Events Recorded 15 mins Alycia Slyck Kathleen Locklear
17:15 - 17:30 pm Capital Allocation in the Property-Liability Insurance Industry Recorded 15 mins Alycia Slyck Stephen D'Arcy
17:30 - 17:35 pm IAA President speech --Part 3 Recorded 5 mins Cecil Bykerk

2011年11月27日日曜日

Open Discussion Forumを海外アクチュアリーとの異文化交流の場として実施予定


アクチュアリー会の国際関係委員会の初めての企画となります、Open discussion forum が12月の5日月曜日の9時から開催されます。こては、委員長として私がずっと頭に構想を持っていたものですが、海外のアクチュアリーと日本人アクチュアリーが、自由に英語で討論をする道場の様な場です。海外の国際会議に出た時に、堂々と日本人の意見を主張できるような国際化時代の人材を育成するということをが、委員会のミッションの一つとしてあり、これを今年の企画として実行しました。そして実際にアクチュアリー会のHPにそのプログラムとスピーカーの皆様の履歴が掲載されています。大勢の皆さんの参加を期待しています。当日は、多くの日本在住の外人アクチュアリーも参加します。企画の実現に向けて協力頂いた委員会の皆様、事務局長及びWarrenさん、Alyciaさんに感謝いたします。
アクチュアリー会のホームページのリンクとプログラムの案内は次のとおりです。
https://www.actuaries.jp/member/user/index.php?mode=msgbd&mode_sub=detail&id=263
写真は、ZagrebのIAA会議の晩さん会での、IAA現President Cecil Bykerkのスピーチです。


2011年11月吉日
会 員 各 位
社団法人 日本アクチュアリー会
国 際 関 係 委 員 会
委 員 長 吉田 英幸
Open Discussion Forum のご案内
拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、2011年12月5日(月)に下記のとおりOpen Discussion Forumを開催いたします。これは
日本アクチュアリー会では初めての試みで、各セッション別に講師の方々に講演いただき、参加
者各位との率直な意見交換を行いたいと考えております。
なお、当日は英語(日本語の通訳はありません)でのディスカッションが中心となります。
また、日本アクチュアリー会大会議室での開催を予定しており参加人数に限りがございますので、
ご希望の方はお早めにお申込下さい。
会員の皆様の積極的な参加をお願い申し上げます。
敬具
■日時:2011年12月5日(月)
8:50- 受付開始(時間前に来られても会場に入れません。)
9:10- 開催
9:15- Financial Reporting Session
10:20- ERM Session
11:25- CAT Session(12:30頃終了の予定です。)
■場所:日本アクチュアリー会 大会議室
〒104-6002 東京都中央区晴海1-8-10
晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX 2 階
アクセス方法 都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅下車A2 出口(月島駅側)より徒歩4 分
営団地下鉄有楽町線・都営地下鉄大江戸線「月島」駅下車10 番出口より徒歩9 分
( 最寄駅の通勤時間帯は混雑が予想されますのでご留意ください。)
■プログラム
○Financial Reporting Session
講師 John Hanrahan 様 (Prudential Life)
佐々木 祐介 様 (あらた監査法人)
木下 敬裕 様 (ミリマン インク)
○ERM Session
講師 Des Thomas 様 (MetLife Alico)
藤澤 陽介 様 (ライフネット生命)
伊藤 芳明 様 (ミュンヘン再保険)
○CAT Session
講師 藤村 和也 様 (AIR)
百々 敦浩 様 (スイス再保険)
Chris Meyerer 様 (Aon Benfield Japan)
■その他
○本フォーラムは、講演、Discussionともに原則すべて英語で行います(通訳はありません)。
また、日本アクチュアリー会会員のほかに、日本在住の外国人アクチュアリーが参加する予
定です。
○申込参加希望の方は2011年11月28日(月)までに日本アクチュアリー会ホームページより各
会員ごとにお申込下さい。会員専用ページにログインしていただきますと、「最新のアンケ
ートのお知らせ」の欄に、「Open Discussion Forum参加申し込み」の項目があります。そち
らをクリックすることで参加申し込みの画面に進みますので、入力・送信をお願いいたしま
す。なお、定員に達し次第、受付を終了いたします(アンケートでの申し込みができなくな
ります)。

2011年10月30日日曜日

二つの国際会議に参加
















夏休み以来、二カ月ほどブログの更新をサボってしまいました。実は、秋以降の、二つの国際会議に出席してきました。 一つはクロアチアのザグレブで開催されたIAAの定例の年二回の会議のアクチュアリー会からの派遣で9月28日から10月4日まで行ってまいりました。 私は、コンサルティング・セクションのIACA委員会への参加が主な目的です。もう一つは16thEAAC conferenceが、マレーシアのクアラルンプールにおいて開催されましたのでこちらにも参加しました。期間は、10月9日から15日まででした。どちらもなかなか中身のある会議でした。ザグレブは、静かな美しい東ヨーロッパの街でした。(写真左)IACAの会議に加えて、いつも参加する保険会計委員会、保険監督委員会、それに加えて、アジア小委員会と再保険小委員会に参加しました。 ここでは、再保険委員長の依頼で「IFRSとReinsuranceについて」、30分ほどプレゼンをさせていただきました。 再保険小委員会では、新参者の私ですが、結構みなさん興味を持っていただけたようです。EAAC大会の方では色々なアジアの国の発表ありましたけれども、私の方ではコンサルティングのセクションで、IACAとAPACAのintroductionを初めにやって、今年度もPwC中国のパートナーのGrace Jiangと組んで、保険IFRSについて発表させていただきました。(写真中央)クアラルンプールは、大変活気のある都市で、アジアの発展の活力を肌で感じることができました。また、アジア・パシフィック・コンサルティング協会(APACA)のface to face ベースでのEC Meetingを晩餐会を持ちながら初めて、開催しました。(写真右)日本では地場ベースのアクチュアリー・コンサルティングは、まだまだですが、意外とインドネシアなどの国で、地場ベースの独立コンサル会社がグローバル・コンサルティング・ファームを抑えて発達しているのには、関心しました。やはり、法令の整備が違っていることも原因しているようです。IACAとAPACAの関係も、本当にSub-sectionで良いのか、アジア地域のコンサル協会として独立するべきでないのかなどの議論が交わされました。最終日の晩餐会における、各国の催しも盛況で、日本では中野事務局長とアジア委員会の長舟さんがご準備された北海盆踊りを日本人全員で練習をして、本番で踊りを披露しました。壇上からフロアーのテーブル席まで降りて、大勢の参加者が一緒に踊りました。

2011年8月21日日曜日

8月の夏休みシーズンの活動





ブログを更新してからすでに、一か月以上がたってしまいました。最近は、twitterとか、facebookにはまってしまい、ブログは、サボりがちになってしまった。まあ、時期的には、夏休みのシーズンでありましたので、会社もアクチュアリー会の方も、ややスローテンポで猛暑をしのいでいたというところでしようか。けれどももうここのところ急にめっきり涼しくなりました。私自身も、お盆には、佐渡に新潟帰省の墓参りを兼ねて旅行してきまして一息ついたところです。国際関係委員会の活動については、全体会開催後、各種の機能別委員会を立ち上げて、各部会とも第一回目の部会を開催して、今年度の活動方針を議論したところであります。今年の新しいイベントとしては年次大会での発表に替えて、日本に在住する外人のアクチュアリーと我々日本人アクチュアリーの座談会のようなものを英語で実施する事を計画しています。題して、Open discussion Forumとでも、呼ぶつもりです。海外で、技術的なことを、英語で議論できて情報発信できるアクチュアリーの養成は、当委員会の重要なミッションの一つになっています。一方で、毎年やっております、ERM Webinarつきましては、私が、Global ChairmanにSOAから、指名された関係で、今年度のプログラムを組成するにあたって、アジアパシフィック地域committee及びGlobal committeeの両方を推進して行く必要がありますが、電話会議をそれぞれのレベルで、二週間に一回のペースで開催しております。なかなかプログラムのスピーカ探す人に翻弄してたような状況でございましたが、おかげさまでかなり骨格がまとまってきたところだと思います。ERM Webinarの日程は、12月8日を予定しています。国際インタナショナルフォーラムの実現に向けては、 トーマツ監査法人のWarrenさん、それからマニュライフのアリシアさん、このお二人のを中心に米国アクチュアリー会のInternational Sectionとも連携して企画して実行すべく来週早々に打ち合わせをする予定です。国際関係委員会として、初めての企画ですので、是非とも成功させたいと思います。一方では、APACAやIAAのアジア委員会の活動、とりわけIACA sessionでの、EAAC大会発表プログラムの編成は、国際関係委員会のアジア部会の活動として徐々に動いてるところであります。秋になりますと9月末からザグレブ国際会議出張、それから一週間足らずでクアラルンプールでのEAAC大会、そして日本の年次大会と国際会議が目白押しです。

2011年6月27日月曜日

東大駒場の数学科でアクチュアリー統計セミナーで講義






二年に一度、東大の数学科のアクチュアリー統計セミナーで、「アクチュアリーと国際化」という演題で、講義をさせてもらっているが、今年も6月23日の木曜日に、第一回の授業をした。毎週木曜日で、5回のシリーズになっている。大学院の学生が多いようであるが、今年は例年より人数が多いように感じた。楠岡教授に挨拶をして、アシスタントの伴野さんが、プロジェクターの手配と資料の印刷をしていただけた。今年は、Aon Benfieldに転職して初めての講義なので、再保険ブローカーとは、どのような分析業務をおこなうのかについても説明させてもらった。要は、保険会社のリスクの移転の仲介のインターメディアリーであり、それは、再保険市場でなされる場合と、CAT Bondのようにキャピタルマーケットでなされる場合がある。いずれも国際的なマーケットで行われるので、海外との連携が必須である。確率論的なモデリング(自然災害の確率論と、経済シナリオの確率論とが、ペアになって本当の総合になる。)を使って分析をする。損保がまだまだ、主要な市場であるが、最近は、長寿リスク、パンデミックリスク、解約リスクや、ALMリスクの移転など、非伝統的な再保険の分野で、生保においても再保険ブローカーの役割が増大してくると予想される。6月の駒場は、梅雨の合間で、さまざまな樹木のあざやかな緑の葉の薫風が、まだ20代の学生のみなさんの元気な顔とともに若々しさを感じさせてくれた。

2011年6月5日日曜日

5th Global ERM Webinar for year 2011 kick off meeting

ERM Webinarは、今年度で5年目を迎えるが、今年はSOAの事務局の指名で、私が恥ずかしながら世界全体のGlobal Chairを務めさせてもらうことになった。国際関係委員会も5月31日の理事会で委員長を継続することになったので、第四回のERM Webinarの翻訳も同時に進めていく。
以下は、今年度の最初の電話会議を6月2日にキックオフ・ミーティングとして新メンバー構成で開催した議事録である。David Ingram が、シニア・アドバイザーとして議事録をまとめていただいた・

Kickoff for 5th Global Webinar.

Hideyuki - Global Chair & Asia Pacific Chair
Marj - European Chair
Stuart - Americas Chair
Frank - IAA Rep
Jacquenette - Program Manager
Bob - SOA
David Ingram - Senior Advisor

Will have calls bi-weekly until we are completely organized, then will shift to monthly
Next call in 2 weeks at the same time

Discussed:
- Date: week of December 5. (Stuart will be unavailable in December. He will recruit an alternate moderator for Americas program)
- Possible formats - continuous on a single date vs separate dates
- Live & Local speakers vs. Pre-recorded and global speakers
- Results of last webinar - $2k loss on $18k total expense
We should be able to stay with pricing structure and recruit more participants to bring into balance
- Need to identify a theme: one suggestion - Preparing for the Unexpected: Risk Management for Catastrophes, Systemic Risks and the Next Emerging Problem
- Program Length - 3-4 hours vs. 6 hours
- Need to decide if we will repeat format from last time, or repeat format from prior 3 webinars or something else
- Format for first 3 Webinars was to have the same 4 topics in each region and two to 4 speakers per topic for 75 minute sessions (15 minute breaks). The three regional programs ran continuously for an 18 hour total global program. Speakers were all live and all from the local region
- Format for the 4th Webinar was to have each region determine their own topics and exact length. Broadly following the format to have 1/2 to 2/3 of the program be recorded speakers from the other regions and 1/2 to 1/3 of the program being a high profile single local speaker. The three local programs were held the same week on different days. Listeners had the option to pay to hear all three programs, but very few people paid for that option.
- Jacquenette will circulate more information about the prior webinars to all
- Jacquenette will circulate a draft schedule with major milestones for the webinar
- Jacquenette will send out a meeting invitation for the bi-weekly calls.
- Next call we will seek to decide on dates, major format issues, schedule and theme.

Dave

2011年5月14日土曜日

1st International Analytics conference held May 10-11 2011 in London



About 200 people attended this conference from all around the world.. AON Benfield's Analytics leaders from major regeons met together. About half of the attendees were clients. It was a quite impressive event. I talked on the topic of ""Unravelling IFRS 4: the next phase for the reinsurance buyer". 5月9日から12日まで、ロンドンに出張し、当社主催のInternational Analytics conferenceに参加し、発表もしてきた。場所は歴史のある、Royal Institute of British Architectsであった。外人の前で英語で話すのは、英国コンサルティングアクチュアリー会で話した時から、二回目だが、やはり時間がいくらかオーバーしてしまい、Case Studyをあまり説明する時間がなかった。晩餐会は、Museum of Londonでおこなわれたが、サッカーで有名なManchester United legend Denis Irwinがゲストスピーカーであった。会社AONがスポンサーになっている関係だ。昨日、ロンドンから無事に成田に帰国した。体力との勝負だった。時差でほとんど眠れないなかで、プレゼンをぎりぎりまで準備した。天気はとてもよかった。帰り間際にピカデリーサーカスで土産を買った。家内から期待されていたRoyal Weddingものはまったく売り切れだった。Wedding後2週間くらいで、あっという間に売り切れたそうだ。次は夏のオリンピックに向けて、初夏の気候のなかで、ロンドンは日本よりずっと活気がある国に感じられた。帰国したら日本はあいかわらず、原発問題でとても暗い国に感じられた。一刻も早い解決を期待したい。会議の内容をいくらか、ビデオにしたので添付する。ソルベンシーマージンII問題などがパネルで議論されている。
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2011年4月25日月曜日

Sydneyで開催されたオーストラリア・アクチュアリー会Biennial Conventionの模様






今回のシドニー出張は2週間近くの長期間であったが、IAA Meetingsに引き続き、オーストラリア・アクチュアリー会のBiennial Conventionが、4月11日から13日まで開催されたので、この大会にも参加してきた。英国アクチュアリー会の影響を受けて創設された歴史はあるものの、広い国土で明るく開放感もあり、またリーマンショックによるGlobal Financial Crisisの影響も軽微であったことから、経済の調子は良く、オーストラリアドルは、近年になく高値で推移している。アクチュアリープロフェッションの規模は、日本アクチュアリー会とほぼ同等の大きさであろうかと思えた。ただ、大会はヒルトンホテルのコンベンションルームを多数使用しており、日本の年次大会より、はるかに華やかでアメリカの大会に似ている。大きな違いは、やはりコーポレートスポンサーが沢山の寄付をして、Dinner functionなどを丸ごと費用負担していることであろう。賛助会費制度を採用している日本アクチュアリー会では、抵抗のあるところであろうが、アクチュアリープロフェッションの高揚のためには、このような制度も検討すべき時代に入ってきているのかもしれない。プログラムは、次のとおりであった。リンクは、次の通り。
http://www.actuaries.asn.au/con2011.aspx

Program

Session Grading
no * No prior knowledge required
* General industry knowledge assumed
** Technical and/or specific industry knowledge assumed
Time Event Session Room
SUNDAY 10 APRIL
12.00 Optional Activity - Golf
14.00 Pre-event Registration – 2hrs
18.30 Bus departs Hilton Hotel
19.00 Welcome Dinner
Melinda Howes – CEO
Institute of Actuaries of Australia
Dress Smart Casual Crystal Ballroom, Luna Park Sydney
MONDAY 11 APRIL - The Global Scene and its Impact on Australia
7.30 Registration Opens
7.30 Communications Breakfast State Room
8.30 Welcome – Institute President – Barry Rafe
9.00 Plenary 1 – International Influences Grand Ballroom
Desmond Smith, Chair, RGA and Chair, Sanlam, South Africa
Presentation

Seamus Creedon, Consultant, KPMG and Solvency II Project Manager, Groupe Consultatif Actuariel Europeen
Presentation

Hazel McNeilage Head of Funds Management, Queensland Investment Corporation
Presentation

10.30 Morning Tea L3 - Foyer
11.00 Concurrent 1
1a Long Term Care : What Can We Learn From the International Experience?
Bridget Browne, Romain Bridet
Presentation
State Room
1b Financial Wellbeing, Actions and Concerns - Preliminary Findings From a Survey of Elderly Australians
Tim Higgins
Paper
Presentation
Room 2
1c Comparison of Basel III Regulatory Regimes between, UK, Australia and Canada *
Wendy Yip, Mark Young
Presentation
Room 3
1d Securitise This: The Structuring, Pricing and Risk Management Applications of Insurance Securitisations*
Jonathan Tindall
Paper
Presentation
Room 4
1e The Regulation of Retail Investors
Eric Ranson
Paper
Presentation
Room 5
1f Replicating Portfolios & Risk Management – An Australian Perspective *
Joshua Corrigan, Charles Qin
Presentation
Room 6
12.00 CHANGE OVER
12.05 Concurrent 2
2a Risk Appetite - What the CEO and Board Should Be Doing
Ian Laughlin
Presentation
State Room
2b FSC-KPMG Experience Investigation Update *
Hoa Bui, Briallen Cummings Room 2
2c A House or a Home? Finding Value in Australian Residential Property
Anthony Street
Paper
Presentation
Room 3
2d When Too Much is Not Enough: Capital in a Mutual Health Fund
Peter Carroll
Paper
Presentation
Room 4
2e Women on Boards and in Senior Management
Jenny Lyon and Ruth Medd
Presentation
Room 5
13.05 LUNCH

Cecil Bykerk, President International Association of Actuaries
Presentation
Grand Ballroom
14.30 Concurrent 3
3a Beyond Financial Institutions: How Well Do Actuaries Understand Company’s Risk Concerns?
Jenny Dean, Saffron Sweeney
Presentation
State Room
3b Manufacturing Inflation Risk Protection
Josh Corrigan
Paper
Room 2
3c Strategic Disinformation
Shauna Ferris
Presentation
Room 3
3d Reducing Retirement Income Costs
Sean McGing
Presentation
Paper
Room 4
3e Health Financial Condition Reports – The First Five Years
Raewin Davies, Adam Jupp
Presentation
Room 5
3f PANEL DISCUSSION - Beyond the benchmark: Perspectives on Adding Value to the Investment Process *
Michael O'Neill, Geoff Warren, Andrew Francis Room 6
15.30 Afternoon Tea L3 - Foyer
16.00 Plenary 2 - Challenges and Opportunities for Australia Grand Ballroom
Pauline Blight-Johnston, Managing Director, RGA Australia
Presentation

Curt Zuber, Group Treasurer, Westpac Banking Corporation

John Maroney, Principal Administrator, International Association of Insurance Supervisors
17.30 Community Happy Hour - Free night

TUESDAY 12 APRIL - How Australian Actuaries Are Making a Difference
7.30 Registration Opens L3 - Foyer
7.30 Communications Breakfast State Room
8.30 Conventions Highlights – The Morning After Grand Ballroom
8.45 Plenary 3 - Interaction with Social Issues
Bernard Salt, Partner, KPMG.
Simon Longstaff, Executive Director, St James Ethics Centre
Presentation
Grand Ballroom
10.15 Morning Tea L3 – Foyer
10.45 Concurrent 4
4a Global Developments in the Modelling and Application of Risk For Life Companies
Peter Larsen, Mike Callan, Michael Stumbles
Presentation
State Room
4b New Treasury Stochastic Modelling of Australian Retirement Incomes
Brendan Price, Albert Suryadi
Paper
Presentation
Room 2
4c The Likely Cost of Catastrophic Medical Injuries Under a National Disability Insurance Scheme *
Jonathan Cohen, Linda Satchwell, Adrian Gould
Presentation
Room 3
4d Seven Up: The Appointed Actuary in Australian Health Insurance Seven Years On *
Stuart Rodger
Presentation
Room 4
4e Evaluation of Public Policy Initiatives *
Geoff Dunsford
Paper
Presentation
Room 5
4f Modelling Dependence in Insurance Claims Processes with Lévy Copulas *
Luke Cassar, Benjamin Avanzi, Bernard Wong
Paper
Presentation
Room 6
11.45 CHANGE OVER
11.50 Concurrent 5
5a Risk Margins: An Education Session *
Risk Margins Task Force
Paper/Presentation
Presentation
State Room
5b Growing Pains: Selection Effects in Private Health Insurance *
Andrew Gale
Paper
Presentation
Room 2
5c FCRs in Super - What is the Customer Value Proposition?
Darren Wickham
Presentaion
Room 3
5d Discussions of Issues Arising in Singapore Insured Lives’ Experience Study *
Andrew Linfoot
Presentation
Room 4
5e Modelling Mortality with a Bayesian Vector Autoregression **
Carolyn Njenga, Michael Sherris
Paper
Presentation
Room 5
5f An Economic Model to Evaluate Extreme Events for Lenders’ Mortgage Insurers *
Elaine Collins, Angela Tong
Presentation
Room 6
12.50 Lunch Grand Ballroom
14.20 Concurrent 6
6a Actuaries and Non-financial Business Risks: Operational, Project and Strategic Risk
Adrian Johnstone, Paul Lindeberg
Paper
Presentation
State Room
6b Sustainable Full Retirement Age Policies in an Aging Society: The Impact of Uncertain Longevity Increases on Retirement Age
Remaining Life Expectancy at Retirement and Pension Liabilities
Ralph Stevens
Paper
Presentation
Room 2
6c Contemporary Issues in Private Health Insurance *
Andrew Gale, Ben Ooi, David Watson (Health Practice Committee)
Presentation
Room 3
6d Managing Systematic Mortality Risk with Group Self Pooling and Annuitization Schemes
Mike Sherris, Chao Qiao
Paper
Presentation
Room 4
6e Essence of Actuary: Skills + Practices + Capabilities = Value *
Presentation Jules Gribble Room 5
6f The involvement of actuaries in General Insurance – Past, Present and Future
Daniel Smith, Donna Walker
Paper
Presentation
Room 6
15.20 Afternoon Tea L3 – Foyer
15.50 Plenary 4 - Influence in the Public Space Grand Ballroom
Melinda Howes, CEO, Institute of Actuaries of Australia

Peter Broadhead, First Assistant Secretary, The Health Reform Transition Office, Department of Health & Ageing

Andrew Boal, Chair, SEBPC and Managing Director Australia, Towers Watson

Peter McCarthy, Chair, GIPC and Partner Ernst & Young

Yolanda Beattie, General Manager, Honner Media

Kent Griffin, Chair, RMPC and Partner Ernst & Young
19.00 Gala Dinner (PwC Masked Ball) Sydney Town Hall
WEDNESDAY 13 APRIL - The Evolution of Actuarial Work in Australia
8.00 Registration Opens L3 – Foyer
8.30 Concurrent 7
7a Unlocking the Equity in Your Home: Just How Risky Is It?
Shauna Ferris
Presentation
State Room
7b Heterogeneity of Australian Population Mortality and Implications for a Viable Life Annuity Market **
Mike Sherris, Shu Su
Paper
Presentation
Room 2
7c Using Data and Analytics to Drive Strategy Outside of Traditional Fields
Adam Driussi
Presentation
Room 3
7d Risk Equalisation 2020 – Is the Current System Sustainable? *
Jamie Reid
Paper
Presentation
Room 4
7e Towards a Carbon Neutral Actuarial Profession
Alan Greenfield, Martin Fry
Paper
Presentation
Room 5
7f Valuing Employee Share Options Using the Exercise Multiple Approach and Binary P-options **
Tim Kyng
Presentation
Room 6
9.30 CHANGE OVER
9.35 Concurrent 8
8a Approaches to Setting Capital for Investment Guarantees *
John Nicholls, Ismar Tuzovic
Presentation
State Room
8b The Man Who Ate Himself - Why Overpopulation and Overuse of Resources Will Lead to Humanity's Demise
Anthony Vial
Paper
Presentation
Room 2
8c What is the Appropriate Price for a Community Rated Product? A Case Study of Private Health Insurance in Australia
Karl Niemann
Paper
Presentation
Room 3
8d Managing Liquidity in Superannuation *
Jules Gribble, Cary Helenius
Presentation
Room 4
8e Session cancelled
8f Risk Appetite - Practical Implementation Issues *
Kent Griffin
Presentation
Room 6
10.35 Morning Tea L3 – Foyer
11.00 Plenary 5 - So, How Far Can Actuaries Go?
Mike Barker, Director, MetLife

Zac Roberts, Director, SouthPeak Investment Management
Presentation

Tony Coleman, Lonergan Edwards & Associates
Presentation

Kirsten Armstrong, Director, Three Rivers

Adam Driussi, Director, Quantium
Presentation
Grand Ballroom
13.00 Lunch
14.00 Convention Close

2011年4月9日土曜日

SydneyのIAA会議等で出張



定例のIAA会議が、4月6日から10日まで、オーストラリアのシドニーのSheraton on the Park Hotelで開催された。それに先立ち、私はAON Benfieldのシドニーオフィスを訪問し、Analyticsのリーダーの皆さんと数多くの会議をし、今回の地震の状況についてプレゼンを行った。夜も、ヘッドのWill Gardner他から大変な接待をしてもらった、皆さん、大変酒が強いにには驚いた。翌日は、AON主催のパーティーにIAAの出席者を30名ほど招待して接待した。IAA会議は、いつものInsurance Accounting CommitteeとInsurance Regulation Committee, Reinsurance Sub-committeeに参加し、今日はIACAのcommitteeに参加した。あとは、明朝のAWB Section Annual General Meetingに参加して、IAA会議は終わる。週末をはさんで、11、12、13日は、オーストラリアのBi-Annual Meetinngがあるので、それにも参加する予定だ。今回は、かなりの長期間の出張になる。写真は、AONのシドニーオフィスと、IAA会議のInsurance Accounting committeeの様子である。

2011年3月26日土曜日

神戸のサテライトオフィスを視察


今週の木曜日と金曜日に新幹線で、新神戸まで行き東京が危なくなった場合のサテライトオフィスを視察してきた。貸事務所だが、一年契約でやっとみつかったそうだ。どこの企業も危機管理に備えているのだろう。関西以西に主要都市の貸事務所は、ほぼ満杯のようだ。それにしても、原子炉の放射能汚染の実態はどうなのだろうか。東京都民が放射線で焼けただれて死滅するなどという惨事にならないように、米軍はじめ海外の支援を最大限に迅速に得て一刻も早く解決してほしい。野菜食物や、飲み水や海水、魚介類と、生命の安全の信頼水準が徐々に危険水域を突破してきている。日本の原子炉の安全性は、昨今の企業のリスク管理水準でいうところの信頼区間で99.95%もあったのだろうか? 生命にかかわることである。1000年に1回のイベントでも怖い。外資の主要企業の外人は、とっくに日本から去ったようだ。神戸のドンキホーテで水を買おうと思ったら、ひと箱だけ残っていて、重くて車で事務所に運び、ヤマト宅急便で東京まで送った。関西でも水不足である。水を入手するのにこれだけのコストがかかる事態になったということだ。東京のコンビニでは、ペットボトルの水は、まず見つからない。政府は、早急にミネラルウォーターの海外からの輸入を実施すべきだろう。

2011年3月18日金曜日

APACA meetingを久しぶりに開催


3月17日、日本時間の14:30から延び延びになっていたAPACA(Asia Pacific Association of Consulting Actuaries)の電話会議ミーティングを開催した。Agendaは、次のとおりであった。

The Agenda

1) Welcome and Roll call - Hideyuki Yoshida
2) Taking on record the minutes of the 3rd EC meeting held on 15th Sept., 2010 confirmed by circulation – Liyaquat Khan

3) APACA membership status report – Liyaquat Khan
4) joint IACA/PBSS/IAAHS colloquium to be held in Hong Kong, May 6-9, 2012: Roles and Responsibilities of APACA
5) 16th EAST ASIAN ACTUARIAL CONFERENCE (EAAC) “VENTURE INTO UNCERTAINTY CAPTURE OPPORTUNITIES!” 10th to 13th OCTOBER 2011, SHANGRI-LA HOTEL, KUALA LUMPUR: Roles and Responsibilities of APACA
6) APACA membership status report – Liyaquat Khan
7) Any other matter
この中で、最も重要なのは、6)の香港大会の件であるが、香港アクチュアリー会のKa-Manから以下の文書で進捗報告があった。
The latest conference call with the IACA Committee was on 2 March. One of the agenda items was the 2012 HK Colloquium. Brief summary of the discussion under this agenda item:

1. The hotel contract with the Sheraton is signed, and the contract with the HK event organiser (ICC) was almost signed. (This was signed recently following the conference call.) We have set a few milestones which are set out in my email to Ken Buffin on 1 March 2011 (attached in this email).

2. The following points were made by various IACA committee members:
• Traditionally they have an organising committee dinner prior to the start of the event. The HK taskforce shall see how this can be fit in.
• Need to set aside time in the program for the AGM of the various parties (i.e. IACA, PBSS, IAAHA) - probably one at the end of each day during the event for 45 minutes each
• IAA wants to start registration process by around 1 December 2011
• There has been a discussion on whether retirees should have a lower registration fee - Morten Harbitz and Margaret Sherwood of IAA will look into this.
• They would need ASHK's further input on the fees - as it stands, the fees included in the budget look quite high. We may also like to include a "day-rate" for those who are local in Hong Kong who will only be attending part of the event. Also, should there be a lower fee for sponsoring organizations is also to be thought about.

3. Action points currently to be undertaken by the task force:
• Collate all the comments on topics and come up with a definitive list which will be included in the "Call for Papers" document.
• Make recommendation to the IACA on a locally acceptable fee level for the conference.
• Hook up ICC and Christian Levac, the person who is responsible for getting the colloquium website together (please see attached an email from him with link to the current website)

4. A recap of the deadlines agreed:
• End of March: complete first draft of the Call for Papers
• Beginning of April: Publish the Call for Papers, via the IAA website
• June: start inviting keynote speakers (one for each day during the conference)
• End of December: completion of the program

5. Website work undertaken by IAA (copying message from Christian Levac):

• The site can be found at: http://www.actuaries.org/HongKong2012/. The design is based on other colloquium sites we have built, but we have changed the colors and the banner. A few months ago I had an idea that perhaps we could build a logo for the colloquium based on a Chinese junk boat. I have attached the logo that we had created. I did not get any feedback from the organizers on this idea. I would appreciate letting us know whether you would like to use it going forward or if you have any other ideas that we could incorporate in the design of the website.
• I’ll go through each page and note what is required to finalize the site:
a. HOME : I have copied over the text from the previous Colloquium in Boston and updating the location and dates. I have also left blank the colloquium theme. I believe you indicated on today’s call that you look at finding this in the next few weeks. I have also listed some of the major topics included in the brainstorming session list. I have not listed them all – only the most popular/noteworthy that would draw the attention of potential attendees.
b. I have also put in a link to a pre-registration page (more on that later) and a general email address where inquiries can go to. At the moment, I have the questions coming to me, but perhaps we could direct them to someone else (it can be to more than one person too) if need be in the future.
c. CALL FOR PAPERS: Right now this is blank, with a simple line saying that it’ll come out next month. I can probably dig out the Call for Papers from Boston if that would help you prepare one this time.
d. PROGRAMME: Same as above
e. REGISTRATION: Here I have put in the pre-registration form that we had used for Boston. This is used to gather interest from prospective attendees and/or speakers.
f. ACCOMMODATIONS: ON this page I have listed the Sheraton as the host hotel. I will ask my colleague Anne to contact the Sheraton in order for them to setup the Stargroups link for delegates to make their hotel bookings. I have also included some photos of the hotel on this page.
g. SPONSORSHIP: Blank as well for now
h. HOST COMMITTEES: Here I have listed some of the names, but I might not sure that they are all there or properly broken down in the local organization committee and the scientific committee.
i. ABOUT HONG KONG: I don’t have any info for this part. Normally we can include some basic information about the city, attractions, visitor information, etc. Maybe ICC can supply this information for us.
• I look forward to working with you on enhancing the Colloquium website.

また、5)のEAACについては、インドネシアのPatricから報告があった。APACA Chairmanとして、彼をIACA/APACA Sectionのスロットの議長に選任したが、本人の快諾を得た。プログラムの策定に取り掛かってくれているようである。7)のその他の事項では、日本でAPACAのJapan Branch設置と発起時のofficersの報告があった。

2011年3月16日水曜日

福島原発事故、最悪の事態 首都圏脱出


東京の外資系企業は、今回の原発事故で本社機能を海外や関西のサテライトオフィスに移しているようである。企業の危機管理として従業員の生命の安全を第一とするのは、さすがに徹底した企業理念とガバナンスに基づいている。コストやビジネス以前の問題である。先ほどのテレビで、成田で国外に脱出しようとしている外人や日本人の数がものすごい人数になっていることが報道されていた。リスク管理の何たるかは、難しい数学のリスク量の計算以前に人命の安全の確保である。私の所属する会社においても、本日幹部から連絡があり、希望する職員は、当面、関西に仮設する事務所に勤務するオプションを与えられた。家族を含めて、ホテルやアパートで当面生活することを検討している。グローバル企業の危機管理というのは、このようなものなのだろう。娘の勤務する外資系企業でも同様な状況のようである。
それにしても、状況をあいまいに説明し、正確な情報を国民に開示しない政府や東電の記者会見は、何度聞いても肝心なポイントを示していない。国民が知りたいのは、最悪シナリオでは、どのような事態になるのかである。気休めの安心を与えるのは、パニックを避ける効果はあっても、問題と正面から向き合わずに最悪シナリオが発生した際には手遅れになり、膨大な数の国民の健康が守られないリスクがある。
ネットでこの関連の書き込みを見ると本当に恐ろしくなってくる。以下は、その一つの引用である。

◇想定すべき人災--ノンフィクション作家・広瀬隆さん(68)
 これは人災だと考えています。その責任の所在は東京電力だけでなく、菅直人政権、経済産業省の原子力安全・保安院、原発を推進してきた大学や大学院教授らにもあると言えますよ。

 津波発生は日本の宿命で、1896(明治29)年の「明治三陸沖地震」では高さ38メートル以上の津波が起こっている。だから「想定外」という表現は当たらない。想定すべきだったんです。

 原子炉設備とその周辺には膨大な配管、配線があって、津波と地震の揺れで相当な影響を受けたと見るべきです。電源系統がだめになっているから、非常用のディーゼル発電機が動かなかった。

 配線にダメージを受けている中で、コントロールルームが機能しているのか。膨大なデータを処理する能力が維持されているのか。計器を信用してよいのか。それも分かりません。

 そもそも、東電は原発の単なる「運転者」なんですよ。詳細な構造は原発メーカーの技術者でないと分からない。保安院の職員も分からない。これを解説している学者も「現場」を知らない。

 メディアはなぜ、東電や政府の発表を垂れ流すのでしょうか。放射能が漏れていても「直ちに人体に影響を与えない」と繰り返しています。しかし、発表されているのは1時間当たりの数値。365日×24時間で計算してみなさい。想像力もなく、レントゲン並みとか自然界の何分の1と報道している印象です。漏れるという「異常」に対する驚きも怒りも薄れている。

 福島から排出された放射線は宮城県の女川原発付近でも検出されましたし、風向きによって関東地方にも達しています。

 仮に最悪の事態に至ったならば、放射能汚染は1週間ぐらいかけてじわじわ列島を包んでいく。逃げる場所は全くありません。

2011年3月2日水曜日

LondonのAON Benfield Internationalの本社に出張する

 
2月27日の昼に成田から今回初めてロンドン行きの航空会社として、Virgin Atlanticに乗った。ラウンジのサービスはなかなかよい。ボーディングのアナウンスが流れた。そろそろゲートに向かう。機内の席の配置は、斜め駐車のような箱になっているが、フラットになるのは、ありがたい。あまり眠れなかったが、13時間のフライトの後、Londonに無事到着した。ホテルは、会社のAon Benfieldと Lloyd's of London が近くにあるLiverpool Streetのホテルにチェックインした。パソコンの無線LANの接続できることを確認してようやく一安心。28日の月曜日の、朝9時に、Aon Benfield London本社に来た。アクチュアリーのヘッドほか、多数のAnalytics, Brokersの人に紹介された。グローバルの共同CEOにも挨拶ができた。スケジュールは、こちらの秘書が事前に多数のミーティングを設営していたので、1時間きざみに人に会う。この日は、Londonは雨だったが、AON Benfield Londonのヘッドアクチュアリーに連れられて、ロイズの中で実際にアンダーライティングされている現場を見学してきた。保険の発生の地、ロイズは300年の歴史があり、生保アクチュアリーがかかわらない世界がそこにはある。生保アクチュアリーだった私には、すべてが新鮮に感じられる。29日は、朝からAnalytics teamの戦略について、ロンドンチームとのディスカッションを行った。昼は、ロンドンアクチュアリーチームの日本クライエント担当スタッフとスペイン料理を食べてきた。午後も、ビッシリとスケジュールが入っている。夜は、荘厳なつくりのRoyal exchangeで、Analytics幹部との夕食会を済ませて今ホテルに戻った。今日は、相当の冷え込みだ。それにしてもロンドンのシティーのこの区画には歴史のある保険会社・金融機関が数多く歴史を感じさせる。(写真は、左がAON Benfield London本社ビル。右は、Lloyd's of London ビル。)

2011年2月20日日曜日

先週は電話会議と宴会の連続、ERM Webinarは、今年度も継続を決定。


再保険ブローカーという業界は、営業が勿論もっとも重要な機能になるのであろうがクライエント(直接引き受け保険会社)あるいは再保険会社の方々を招待してパーティーを開くことが結構多いようである。私も入社して以来、かなりの数のパーティーに参加させていただいて、各社の再保険部門の多数の方と名刺を交換させていただいた。このようなパーティーが終わった後で、夜の電話会議に参加することも多い。2月15日の火曜日の電話会議は、Global ERM Webinar委員会の反省会(Wrap-up meeting)の電話会議が、東京時間の夜の24時から開催されて、様々な視聴者からのフィードバックを議論したが、結論は今年度も実施することとなった。17日の木曜日は、ムーンライトセミナーでリスクフリーレートを研究しているチームの若手の皆さんと、市ヶ谷の会社の近くの居酒屋で、懇親会をもたせていただいた。また、金曜日には、監査法人やコンサルティング会社の皆さんと懇親ミーティングを持った。いろいろな意味で、アクチュアリーも国内外で、ネットワークの重要な時代になってきている。
プライベートな時間も最近はとれるようになり、Life/Work Balanceをうまく保ち、家庭の生活も質を上げていきたい。11日の建国の日には、雪が降っていたが、夜は妻とライブショーの夕食を楽しみにでかけてきた。

2011年2月13日日曜日

FACEBOOKで変わるネットワーク社会


最近、ブログの更新が遅れがちだが、新しい会社でAnalytics部門のヘッドとなり、再保険ブローカー業務の何たるかと、分析部門の役割をグローバルなAON Benfieldのネットワークで学びつつ、アクチュアリーチームを拡大していく過程にある。アクチュアリーの世界は、SolvencyIIとIFRS PhaseIIのトピックにほとんどの人の関心が集中しているようである。どちらもまだ紆余曲折がありそうであるが、IAAを含めて技術的な詰めを十分納得できるように公開ベースで透明な議論をしてほしい。一部の業界団体や政治的な思惑で決定されるのでなく、その利用者の真の便益に資するものでなければならない。エジプトのムバラク大統領が辞任に追い込まれたが、その大きな原動力になったのは世界中6億人のソーシャルネットワーク、FACEBOOKとのことである。ネットの世界がまた一つ世代変化を遂げようとしている。私も早速、自分のIDを入手してFacebookを利用し始めた。確かに、従来のネットワークにない利便性がある。あくまでも実名ベースで公開してネットワークされるので、逆の安心感があり、セキュリティも色々な工夫がなされている。仕事では、今月の末から1週間ロンドンに出張し、AON Benfield Analyticsの英国のプラクティスを視察し、日本のビジネスモデルの参考にする予定である。その次には、シドニーでのIAA会議が4月に開催される。

2011年1月18日火曜日

第4回Global ERM Webinar無事に終了

前回のブログを書いてから、転職直後のさまざまな業務に追われて、アップデートの時間が全くとれずにいたが、2011年1月14日(金曜日)に、かねてから準備していた第4回Global ERM Webinarを無事に終了したので、ここに報告しておきます。アジア地域のプログラムは、以下の通りであるが、最初に日本の金融庁の三輪課長補佐に、日本の保険監督とERMの方向性についてお話いただいた。フィールドテストの状況や、内部モデルにも言及されている。

AP Region
10:00 - 10:10 am ERM Webinar Global Chairman's introduction speech Recorded 10 mins N/A Jules Constantinou
10:10 - 10:15 am IAA President speech --Part 1 Recorded 5 mins N/A Cecil Bykerk
10:15 - 10:30am (1) Asia Pac Introduction (live) Live 5 mins Hideyuki Yoshida Hideyuki Yoshida
10:30- 11:00am Recent regulatory developments in insurance in Japan and ERM Live 30 mins Hideyuki Yoshida Jumpei Miwa
11:00- 11:30am Global issues and Asian influences Live 30 mins Sanchit Maini Penny Fosker
11:30 -12:00noon Creating Risk Awareness in Insurance Business in Indonesia Live 30 mins Halim Gunawan Gatot Herliyanto
Q&A to be included in each presentation Live N/A
12:00 - 12:10 pm Break 10 mins
12:10 - 12:15 IAA President speech --Part 2 Recorded 5 mins Cecil Bykerk
12:15 - 1:15 pm (2) Best of IAAust (live) - Intro Live 5 mins Mary Liao Mary Liao
Risk Appetite ??Benefits & Practicalities of Implementation Live 25 mins Mary Liao Kent Griffin
Lessons from the Global Financial Crisis Live 25 mins Mary Liao Warwick Young
Q&A Live 5 mins
1:15 - 1:25 pm Break 10 mins
1:25 - 1:30 pm Brief Introduction of Pre-recorded session Live 5 mins Alycia Slyck
1:30 - 2:30 pm (3) Best of US/UK/EU (recorded)
The Human Element:The Theory of Plural Rationalities(US) Recorded 15 mins Alycia Slyck Michael Thompson
Optimal structure and governance of ESGs in a Solvency II world(EU) Recorded 10 mins Alycia Slyck Elliot Varnell + Parit Jakhira
Robust portfolio construction in the presence of fat tails Recorded 10 mins Alycia Slyck Malcolm Kemp
Risk adjusted performance measurement working party (UK) Recorded 10 mins Alycia Slyck Andrew Smith
2:30 - 2:35 pm IAA President speech --Part 3 Recorded 5 mins Cecil Bykerk
2:35 - 2:45pm Concluding remarks from Global Chairman Recorded 5 mins Jules Constantinou

私自身は、アジア地域の組織委員会の委員長の役割で、最初のスピーチと、三輪課長補佐のプレゼンのモデレーターを務めた。いずれ、録音版が視聴できるようになるので、当日聞けなかった方は、録音版を聞くことは可能である。私の最初のIntroduction speechは、以下のとおりであった。
Good Morning, ladies and gentlemen.
Welcome everyone to the 4th global ERM webcast Asia Pacific region program.
My name is HideyukiYoshida, I am regional chair of the Asia pacific ERM Webcast committee. I am Head of Analytics at Aon Benfield Japan LimitedI have been involved as a practitioner in the insurance industry for over 30 years. I am currently chairman of The Institute of Actuaries of Japan’s International Relations Committee and a board Member of the Institute.I served as Chairman of the International Association of Consulting Actuaries from 2008 to 2010. And at present I am chairman of the Asia Pacific Association of Consulting Actuaries.

I would like, first of all, to thank Mr.Jules Constantinou(of Gen ReUK), global chair of this year’s ERM Webcast. He has already referred to change and diversity in his introductory remarks and I believe the individual presentations that follow will reflect how these changes are occurring on a global scale. We are all aware of what a big task it has been to co-ordinate this entire webcast and we are very grateful for his efforts in bringing this together. I believe you will all find his concluding remarks of particular interest.

This year, we are specially honored to welcome the new president of the IAA, Mr. Cecil Bykerk; he has graciously accepted our invitation to speak at the annual ERM Webcast program. You have already heard briefly from Mr. Bykerk, in his introduction of the IAA and ERM. He will be addressing us again, after midday break to talk about research into risk management. This afternoon, he will introduce the concept of a global CERA credential.We are all very grateful to him for sharing his valuable time.
Finally, I would like to say thanks to the Asia Pacific regional committee members, Liyaquat Khan of India, Mary Liao of Australia, and Pat Kum of China.
We will be listening to three presentations
Recent Regulatory Developments in Insurance in Japan and ERM
Moderator: Hideyuki Yoshida, AON Benfield Japan
Presenter: Jumpei Miwa, FSA (Japan)

Global Issues and Asian influences
Moderator: SanchitMaini, Max New York Life Insurance Co., LTD
Presenter: Penny Fosker, Towers Watson, Hong Kong

Creating Risk Awareness in Insurance Business in Indonesia
Moderator: HalimGunawan,
Presenter: GatotHerliyanto, FSAI (Indonesia)

As you are probably aware, the Asia Pacific region consists of many diverse countries and economies, unlike the relative homogeneity of North America or the European Union. Some Asian countries suffer low interest rate environments,whereas others are experiencing hyper-inflationary trends. From the presentations to follow, you should gain valuable prospective of the way each country is managing the situation.
I would now like to introduce our first presenter, Mr. JumpeiMiwa, the Deputy Director of the Insurance Business Division Supervisory Bureau of Japan’s Financial Services Agency. He will be speaking about “Recent regulatory developments of insurance in Japan and ERM enhancements”. I will now hand over to Mr. Miwa.